何だかずっと忙しくて更新をおろそかにしていたら、日本のPC業界はとんでもないことになっていた。
ソニーは6日、国内のパソコン(VAIO)事業を、投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)に売却することで合意したと正式発表。またテレビ事業の抜本改革も発表した。PC事業は新会社への事業譲渡にともない、ソニーにおけるPC製品の企画、設計、開発を終了し、製造、販売についても各国で発売する2014年春モデルを最後として事業を収束する。ソニーは1996年からVAIOブランドでのパソコン事業を展開してきた。2013年12月31日までのVAIOの全世界累計販売台数は7,275万台。 (引用元:AV Watch)
まさか、あのVAIOがソニーから離れることになるとは。
VAIOといえば、それまでのパソコン=固い、というイメージを壊して、パープルやシルバーなどのちょっと系統の違うパソコンを出して驚かせたものである。
今でこそノートパソコンの天板に書かれている名前は、開いた際に相手に読めるよう自分とは逆向きになっているのが定番だが、これを実現したのもVAIOが一番最初だった。
そういった意味でも、デザインという部分で勝負してきたパソコンだったと思う。
とりあえず、事業そのものはJIPへの譲渡なので、「ソニーのVAIO」ではなくなるが、VAIO自体は(しばらくは)存続し続けるだろう。
私自身、最初に購入したノートPCはVAIOだったりするので、ちょっと淋しい気持ちでいっぱいなのである。